初心者向け~ポスターカラーで色塗りする魚の手書きイラスト

皆さん、こんにちは!
ポスターカラー大好きイラストレーターのすずきかずたかです。


ポスターカラーで描いた作品

 

題材探し

今日はポスターカラーで魚を描いてみたいと思います。
魚と言ってもいろいろな種類があります。
せっかくポスターカラーで描くんですから、カラフルな魚が良いと思って探したらありました。
「カクレクマノミ」です!
そう、映画「ファインディングニモ」で主役になった、あのカラフルな魚ですね。
特定の個人や作品以外であれば、図鑑やネットで探した写真をモデルにするのが一番簡単で早いですね。
カクレクマノミの実物を見る機会も少ないですしね(笑)


カクレクマノミ

 

 

下描き

まずは、例によって下描きからです。
例によって、2Bや4Bの濃い鉛筆を使います。
僕は4Bを使っています。

 

 

 

まずカクレクマノミの身体を描いてみます。
カクレクマノミに限らず、魚は多くの種類が、横から見た時に楕円形になっています。
写真を見ながらで良いので、まず大きな楕円を描いてみましょう。
それが出来たら、身体の真ん中あたりに胸ビレを丸く描きます。
そして、身体の中心線より左と、右端寄りに半円で背ビレを描きます。
カクレクマノミのヒレは、丸みのある形をしているのが特徴です。

 

 

次に、もう少し細部を描き入れていきます。
目と口を描き、顔の周りと腹部の縞模様を2本の曲線で描きます。
尾ビレは身体から少し離れたところに丸く描きます。
そして身体と尾ビレを2本の曲線でつないだ部分をそのまま尾ビレ部分の縞模様にします。

 

 

色塗り

カクレクマノミの色塗りは楽しいですね。
ビビッドカラーのオレンジを塗り込んで行く作業は、気分が高揚していきます。
僕も最初は、このカクレクマノミの色を塗る時に、僕の好きなセピア系で塗ろうと思っていました。
しかし、この色鮮やかなカクレクマノミを描くのにセピア系は合わないと思い、急遽実物と同じ「オレンジ」に変更しました。
丁寧に塗るに越した事はありませんが、多少他の部分にはみ出しても大丈夫です。
ポスターカラーは重ね塗りが効くからです。



それと、塗っていて気がついたのですが、ニッカ―ポスターカラーのオレンジは濃く塗ったつもりでも鉛筆の下描きが結構透けて見えます。
オレンジは何回か乾いたらもう一度塗る、という事を繰り返した方が良いかも知れません。

 

 

次に、実物では黒くなっている「目」や、身体のラインです。
ここは絶対に黒でなくても良いかな?と思った時に、僕のセピア系好きがムクムクと頭をもたげてきて、セピア系では一番色の濃い「バントアンバー」で塗る事にしました。
絵は必ず実物と同じ色を塗らなくてはいけないわけではないので、描きながら好きな色を選べるのも楽しみのひとつですね。


 

 

ちょっと遊んでみようと思って、実物にはない唇を描いてみました。
色は「ジョンブリアン」です。
こうしたパーツを描き入れる事で、実物にはない表情を描き加える事が出来る事なども、絵の楽しみのひとつです。

 

 

白い縞模様の部分ですが、ここも実物と同じ白を塗ってもつまらないと思ったので、やはりセピア系で一番白に近い「ネープルズイエロー」で塗ってみました。
もちろん、僕がそう思っただけで、実物通り白で塗るのも全然OKです。

 

バックを塗る

最後のお楽しみ、バックの塗り込みですが、水をイメージして「ライトブルー」で塗ってみました。
もちろん実際の海はこんな色はしていませんが、あくまでオレンジとの対比で合いそうな色、という意味でこの色にしました。
魚本体を塗る時に、かなりはみ出した部分があったので、バックを塗る時にそのはみ出し部分もライトブルーで重ね塗りをして修正しました。
もちろん、ポスターカラー同士が混ざらないように、魚の色が乾いてから塗ります。

胸ビレ、背ビレ、尾ビレの線も「ライトレッド」で描き入れました。
また、口元に線を入れ、目に白い点を入れる事で実物にはない表情を付けてみました。
これで一旦完成です。

 

 

 

仕上げ

一旦完成はしたものの、もう少し実物に近づけて描き直したくなりました。
なので、実物にはなかった表情を消す為に、目の白い点を塗りつぶし、目の周りを「イエローオーカー」という色で塗りました。
また、唇もオレンジで塗り潰し、ちょっと見えづらいですが、「ライトレッド」で口を描き入れてみました。

 

 

最後のひと工夫で、実物と同じように少し口を開いて見えるように、口の部分にライトブルーをちょっと塗り加えました。
これで完成とします。

まとめ

今回のように、一旦出来上がったものを、更に別の形に修正できるのも、ポスターカラーが不透明水彩絵具である事、重ね塗りが出来る事、といったポスターカラーの特性があるからです。
仮に透明水彩絵具で塗った場合、重ね塗りは難しくなります。
また、アクリル絵具は重ね塗りが出来ますが、一旦塗ったアクリル絵具は耐水性になってしまうので、再度霧吹きなどで湿らせながら塗る必要があります。
ポスターカラーの場合は、下の色が乾きさえすれば重ね塗りが出来るので、手間とスピードを考えた場合、ポスターカラーが一番初心者の方には親切だと思います。
是非試してみてください。

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