桜の描き方~初心者におススメ!ポスターカラーで描く手書きイラスト~

皆さん、こんにちは!
ポスターカラー大好きイラストレーターのすずきかずたかです。


ポスターカラーで描いた作品

 

僕の周りにいるいろいろな方に絵についてどう思っているのかを訊くと、中には「全く興味がない」という方もいらっしゃいますが、多くの方は「描ければ良いな」と思っているようです。

 

 

桜の花を描く

ただ、そういう方に「具体的に絵を描く為に何が知りたいの?」と訊くと、いまいち具体的な答えが出てこない場合が多いです。
昨日も同じジムの女性に「例えば来年は寅年だよね?虎の絵とか描きたいと思う?」と訊くと、「あっ、動物とか描けるようになりたい!」と、こちらから具体例を振ってあげると、イメージが出来たようで飛びついて来ました。

 

 

僕は絵を描く事は楽しい事だと思っています。
だから、絵を描くのが楽しいと思ってくれる方が増えたらやはり嬉しいです。

 

 

そこで、僕なりに身近なものを簡単に絵にする方法をお伝え出来たらな、と思っています。
いきなり風景画とかではハードルが高いので、今日はややマンガチックに、花の描き方をお伝えしたいと思います。

 

あくまでこれは僕流の描き方なので、他にも描き方はいろいろあると思いますが、こういう描き方もあるのかと記憶に留めて頂ければ嬉しいです。

 

 

まず丸を描く

まず、2Bや4Bなど色の濃い鉛筆でザックリと丸を描きます。
なぜ2Bや4Bを使うのかというと、色が濃くて見やすいのと、芯が柔らかいので消しゴムで消しやすいからです。

また、花を描くのになぜ丸を描くのかというと、花びらの1枚1枚は決して丸くありませんが、一輪の花を遠目に見た時、概ね丸く見えるからです。

 

そして、丸の真ん中に星印を描きます。なぜ真ん中に星印を描くかというと、中心を決め、そこから放射状に花びらを描く為です。

 

 

 

花びらを描く

真ん中に描いた星印の凹みの部分から飛び出すようなイメージで、楕円形に花びらを描いていきます。
この時、花びらの先にV字型の切れ込みを入れておきます。
これは単純に実物の桜の花もそうなっているからです。

 

 

花の中心からめしべを描く

桜のめしべを描きます。
実際はもっとたくさんあって、不規則に並んでいますが、そこまでリアルを追求する必要はありません。

 

 

ペン入れをする

花びらとめしべまで描けたら、サインペンマーカーなどで花びらとめしべの部分にハッキリと線を描き込みます。
輪郭の丸まで描かないように注意しましょう。
これはあくまでバランスを取る為に描いたものですので、この後消します。

 

 

 

消しゴムを入れる

消しゴムで鉛筆の下描きを消します。
これで桜の花が描けました。
消しゴムはプラスチック消しゴムが一番きれいに消せて使いやすいと思います。

 

 

 

色を塗る

もちろん色は塗らなくても良いのですが、やはり色塗りは絵を描く中でもかなり楽しい部分です。
僕は下絵が出来上がった段階から、面積の広い部分をポスターカラーと大きな平筆を使って色塗りする時が、絵を描いていて一番楽しい時です。
今回はざっくりとポスターカラーで塗りましたが、アクリル絵具や色鉛筆で塗れば、また違う味が出てくるのは言うまでもありません。
また、必ずしも実物と同じ色で塗る必要もありません。

 

 

 

まとめ

単純に言えば、これが絵の描き方の全てです。
絵具の種類や、どんな紙に描くのか、何の目的で描くのか、どこまでデッサンにこだわるのかなどによって話はいくらでも複雑に出来ますが、シンプルに絵を描くという行為はこれだけで説明できます。
僕も「花が描けたらいいなあ」と言っている友達にこの方法を伝えています。
早速あなたもこの方法で桜の花を描いてみてください。
慣れてきたらチューリップや朝顔など、他の花にも挑戦できます。
楽しみはどんどん広がって行きますね。

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