初心者向け~ポスターカラーで色塗りするチューリップの手書きイラスト

皆さん、こんにちは!
ポスターカラー大好きイラストレーターのすずきかずたかです。


ポスターカラーで描いた作品

 

今回も、これから絵を始めたいという方の為に、身近なものを題材にして絵を描く練習をしたいと思います。

 

題材の決定

身近なものから題材を探すと言っても、身近な人、動物、植物、食べ物、飲み物、洋服、家具、電子機器などたくさんあり過ぎて迷ってしまいますね。
そこで今回は僕の大好きな植物を題材にしたいと思います。

 

僕は以前、ガーデニングをやっていたくらい花が好きな時期がありまして、特に好きな花は朝顔とチューリップでした。
どちらも小学校の理科の授業でもお馴染みの花ですよね。
そういう思い出があるからではないとは思いますが、チューリップは、その花のきれいな色と、真っ直ぐにシャンと背筋を伸ばしたような姿勢の良さがとても好感が持てますね

というわけで、今回はチューリップを描く練習をしてみたいと思います。
チューリップの現物を見て描いてももちろん良いですし、ネットで画像を探して選んでも結構です。

 

 

 

 

下描き

それでは、例によってチューリップの下描きから始めます。
いつもの通り、下描きは2Bや4Bのような、柔らかくて色の濃い鉛筆で行ないます。

まず、花の部分は丸い卵型を描きます。
そして、茎の部分と葉の部分にあたる直線を描きます。
この時、葉と茎の間隔があまり開き過ぎないように注意しましょう。
先程も書いたように、チューリップはとても姿勢の良い植物なので、葉も上を向いてピンと立っているイメージで描きましょう。

 

 

次に、花びらと葉をザックリと描きます。
一般的なチューリップは、外側に花びらが3枚あります。

チューリップの茎は少し太めです。
この辺りも、その姿勢の良さにつながっているのでしょう。
また、チューリップの葉は一枚ずつ互い違いについていますので、それも意識して描きましょう。
おおおよその形が描けたら、少しずつ細部を描き込み、形を整えて、下描きは終わりです。

 

 

 

色塗り

チューリップはその色のきれいさが特徴のひとつなので、できるだけ実物に近い色で塗りたいのですが、僕のセピア系レトロ感好きがムクムクと頭をもたげて来ました。
そこで、できるだけチューリップの持つ色のきれいさを損なわないように、僕の好みも反映させるような色の選び方をする事にしました。

 

まず花びらから塗ります。
赤いチューリップの「赤」は、本当に鮮やかな「赤」なのですが、僕の好みも取り入れて、セピア系で最も赤に近い、ニッカ―ポスターカラーの「ライトレッド」で塗る事にしました。
筆はナムラのデザイン筆のひとつ、「面相筆」を使います。

このように、必ずしも実物と全く同じ色を塗る必要はありません。
モデルがあるとしても、描いた絵はあなた自身の作品です。
あなたが一番塗りたい色を塗りましょう。
例えば、赤いチューリップを見て描いた絵でも、黄色で塗っても良いわけです。

 

また、下描きで描いた線に沿って、少しずつ境界線を塗らないで残しておきます。
全部塗りつぶしてしまうと、花びら同士の境目がわからなくなってしまうからです。 

 

 

 

次に、花びら同士の境目に「影」を描き入れます。
この時は、花びらを塗った色と同系色で、少し濃い目の色が良いです。
僕は「バントアンバー」という色を使います。

 

 

次に、葉と茎を塗ります。
同じ葉でも、光の当たり具合によって色の見え方が違います。
僕は、比較的光の当たっている茎と、葉の裏側を明るめの「サップグリーン」という色で塗ります。

 

 

 

 

次に、葉の、光の当たり方が弱い部分を塗ります。
当然、光の当たり方の強い部分よりも暗い色で塗ります。
僕は、「クロームグリーン(3)」という色で塗ります。

 

葉と茎が塗れたら、花びらの光が当たっている部分を白く塗ります。
実際は光が当たってもここまで白くはなりませんが、赤の中に白を塗ってもきれいに見えこそすれ、違和感はないですよね。
違和感のない範疇であれば、多少オーバーな表現になっても、あなたが塗りたいと思う色を塗って大丈夫です。
この時、花びらと同系色でもっと明るい色を塗るという選択肢もありましたが、僕は白を塗った方が赤とのコントラストがきれいに見えると思ったので、そうしました。

また、このように、他の色の上に白を塗る時は普通の「ホワイト」ではなく「スノーホワイト」を使います。
「スノーホワイト」は、版下の作成などにも使われる色で、他の濃い色の上に塗っても白が負けません。
普通の「ホワイト」だと、どうしても下地の色に負けてしまいます。

 

 

バックを塗る

ここまで塗れたら、バックを塗って仕上げです。
僕の好きなセピア系の色で、いつもはメインで活躍している「ネープルズイエロー」を、今回は背景色として塗る事にします。
せっかく塗ったチューリップに、背景色がはみ出さないように、チューリップの周りをネープルズイエローで丁寧に塗ります。
ここまでは面相筆で塗ります。

 

周りが塗れて、もうはみ出す心配がないと思ったら、筆を平筆に持ち替えて、背景全体を塗ります。
この時に注意するのは、できるだけムラにならないようにする事です。
水を混ぜ過ぎると濃い薄いがハッキリし過ぎますが、水が少な過ぎるとポスターカラーを塗った時の伸びが悪くなります。
この辺のバランスは、実際に塗ってみればわかるので大丈夫です。
また、筆を縦なら縦、横なら横、と最初から最後まで、出来るだけ同じ方向に動かして塗る事も、ムラを作らないようにするコツです。
そうは言っても、どうしても筆の向きを変えなくては塗りにくい部分もあります。
ですので、「出来るだけ」で結構です。

 

まとめ

これでチューリップの完成です。
いかがでしょうか?
あなたにも描けそうでしょうか?
きれいに描けたら、パネルに入れて壁から掛けたり、どなたかにプレゼントしても良いですね。
四季折々の花を、一生懸命きれいに描いて大切な方にプレゼントしたら、とても喜ばれるはずです。
そうした方達の喜んだ顔を想像しながら描いてみてください。
楽しい絵が、もっと楽しくなるはずです。

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